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gcc-3.4.5クロス環境(2)

もうひとつの方法は、SHARPが提供するglibcを使う方法です。たたかうデジタリアンさんや、ぴろさんなどが詳しいので、細かい説明は割愛します。前述のglibcへの依存関係の問題がない、というメリットがあります。 # 環境設定 # $PREFIX 以下にクロス環境を生…

gcc-3.4.5クロス環境(1)

一番楽なのは、crosstoolを使う方法でしょう。 crosstool-0.42.tar.gz(現時点での最新バージョン)を展開し、 demo-*.sh を実行するだけ。必要なファイルもDLしてくれます。 また、toolchainの作成手順やconfigureオプションが参考になるし、パッチ(patches/…

gcc-3.4.5クロス環境(補足)

以下、gcc やリンカ・共有ライブラリに関する一般的な話。 gccのマニュアルも参照のこと。ビルド環境と実行環境が違う場合に起こる問題です。 実行時に「libgcc_s.so.*がない」と言われる libgcc_soをインストールする (SL-C3000はデフォルトで持っていない)…

gcc-2.95*クロス環境

スペシャルカーネルの構築用。 SHARP提供のクロス開発環境(gcc-2.95.2, glibc-2.2.2) を、binutils-2.16.1で上書きすることで、"-mcpu=iwmmxt" が使えるようになります。 # (1) ザウルス宝箱より (/opt/Embedix/tools/にインストールされる) rpm -ivh \ gcc-…

開発環境の概要(補足)

SL-C* で使われているプロセッサ(XScale、PXA270)は、ARM v5TEアーキテクチャで、さらに iWMMXt (Intel Wireless MMX) の命令セット(MMX, SSE, XScale命令)が利用できる(1,2,3,4,5) また、XScaleプロセッサは浮動小数点演算ができないので、カーネルの浮動…

開発環境の概要

SL-C シリーズ向けの開発環境について、gccのバージョンを元に整理してみます。 gcc-2.95.3 : kernel(2.4.20*), QtopiaSDK(1.5) の構築用 ※SHARP提供のクロス環境は gcc-2.95.2 gcc-3.2.3 (xscale) : Special Kernel の構築用 gcc-3.4.5 : 速度を要求するプ…